MT5のエージェント機能を使った最適化の高速化

コラム

EAパラメータの最適化では、パラメータの値を順時変えてバックテストを
繰り返す必要があります。これまでMT4では、バックテストを順番に実行
するので繰り返し回数分だけ時間がかかっていました。

MT5では、最適化の機能が改善され、バックテストをCPUコアの数だけ並列して
実行できるようになりました。これは、特に設定の必要はありません。お使い
のPCにおけるCPUのコア数は、ストラジーテスターの「エージェント」タブ
の画面で確認できます。

さらにMT5では、ネットワークに説億されたほかのPCのCPUも、最適化のバック
テストに利用できるようになっています。その使い方を簡単に紹介しましょう。
まず、CPUを利用したいPCにMT5をインストールします。そして、そのMT5で
[ツール]-[ストラテジテスターエージェントマネジャー]を選択し、「サービス」
タブを開きます。

ここで、追加するエージェント数、パスワード、TCPポートを設定します。

エージェントは、そのCPUがもっているコアの半分まで使えるようになっています。
例えば、8コアの場合、4個まで使えます。パスワードは、CPUを利用する側とされる側
でお互いに認証するためのものです。

TCPポートは、通信のための窓口の番号です。エージェントの数の分だけ割り当てられます。

この画面に表示されている「IPアドレス」をメモしておいてください。この例では
「192.168.10.3」です。192.168.XXX.XXXXはプライベートIPアドレスで、
ローカルネットワーク内のPCに割り当てられるものです。

ローカルネットワークと外部ネットワークとの接続がファイアウォールなどで適切に制限されて
いる場合、パスワード、TCPポートはそのままで構いません。この例では、パスワードは
「MetaTester」、TCPポートは「2000」から「2003」までの四つです。

エージェントを追加するPCに、インターネット上のグローバルIPが割り当てられている場合、
外部から接続される可能性があるので、パスワード、TCPポートの番号の管理には十分に
注意した上で利用してください。

以上を確認した上で、「追加」ボタンを押すと、次のように追加したサービスが表示されます。

ただし、初期状態ではすべて「停止中」となっています。サービスを開始させるために、
それぞれのサービスで右クリックしたメニューで「スタート」を選択してください。
すべてのサービスをスタートさせると次のような画面になります。

もし、サービスがスタートしない場合、Windowsの管理ツールから「サービス」を起動
してください。そのなかで「MetaTester-1」「MetaTester-2」など「MetaTester」から
始まるサービスを探してください。そして、それぞれのサービスのプロパティから
「ログイン」のタイプを開いてください。ここで、したの図のように「ローカルシステム
アカウント」が選択されているか確認してください。

次に、最適化を行いたいMT5のストラジーテスターの画面に戻り、「エージェント」タブの
画面の「Local Network Farm」の行で右クリックしてください。ここで「追加」を選ぶと、
次のような画面になります。

エージェントを追加する方法はいくつかあります。
ここでは、「ホストからエージェントを追加する」を選択し、さきほどメモしたIPアドレス、
パスワード、TCPポート番号を入力してみます。
「次へ」を押すと、エージェントリストが表示されるので、問題なければ「完了」を押して
ください。
ストラテジーテスターの「エージェント」画面で、「Local Network Farm」の行をダブルクリック
してエージェントが追加されていればOKです。

後は、これまでと同じように最適化を行ってください。最適化中にすべてのコアとエージェント
に、タスクが割り振られて処理されていれば問題ありません。
なお、エージェント機能は、ローカルネットワークだけでなく、外部のネットワークにつながっている
PCでも使えます。逆にPCの空いた時間に、ほかのユーザーに使わせてあげることもできます。
ただし、外部ネットワークとの通信が生じ、セキュリティの面でリスクが生じますし、金銭の授受
も発生します。そのような点に十分に注意してご利用ください。

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